2010年がすべての始まりだった。アメリカ西海岸のサードウェーブにインスピレーションを受けSTREAMERは創業。当時コーヒーを自社買い付けし、焙煎、 自ら運営しているストアで提供する店をサードウェーブコーヒーと言い、アメリカではチェーン店を凌ぐ新たな勢力として地位を確立していた。確かにどれも見た目は同じコーヒーでも、風味や味わいにはそれぞれの異なる“個性”がある。同様に、コーヒーを飲む一人ひとりにもそれぞれの“好み”がある。だからこそ世界を凌駕し牽引するコーヒーを追求し、そして一人ひとりのためにコーヒーをカスタムクラフトすること、それがこれからのコーヒーストアには必要になると思った。だが当時クラフトの規格も比較する対象すらなかった。毎日は予想外の連続で目標すら諦めそうになる悔しいことも、沢山の失敗もした。それでもSTREAMERはこだわることをやめず毎日必死に前進し、そして今がある。だから知っておいて欲しい、STREAMERはインスパイアされたサードウェーブやスペシャルティーコーヒーに属することはしない、反って一線をおく。それは、僕たちは今もコーヒーが自由であると信じ、ルールや定義より自身のこだわりを大切にしているからだ。STREAMERは創業当時からもっと先を見ている、サードでもスペシャルティーでもなく“NEW WAVE COFFEE”のパイオニアだからだ。